【恋愛相談対談企画】

教えて恋愛対談おじさん!・第2回(その2)

 対談からはや3ヶ月以上が過ぎ、その1の公開からも2ヶ月が経過。どうしてこうなってしまったのか。ひとえにせちがらい世の中が悪いんや。

 そんな言い訳と愚痴はさておいて、その2をお送りいたします。ひどくお待たせしてすみません。

 以下、どうぞお楽しみください!

 

 (企画の概要については、こちらをご参照ください。第1回はこちら第2回その1はこちらから。)

 


■ 登場人物

ゆーるなさんご本人によるプロフィール

 

きしょうさんのふたつ年上の、生き別れの姉(という設定に、きしょうさんに勝手にされている)。昼間は会社ではたらき、夜になるとポエムをよむタイプのぽんでらいおん(紹介が意味不明すぎるので、ご本人によるプロフィールをご参照ください)。

きしょう@daikouzui

 

社会人3年目(4月より4年目に突入)。生きづらい歴は25年目。恋愛相談をいただくようになって2年以上。「恋愛相談おじさん」を自称しているうちに白髪がよく混じるようになってきて、歳はとりたくないなあ、としみじみ思う昨今。


■ おたより2通目:相手に合わせること、あるいは合わせないこと

続いて2通目、いきます!


ずっと好きな人がいて本当はその人とお付き合いしたいと考えているのですが、でもその人は恋愛に興味がないみたいで。どうしたらその人の心を振り向かせることができるでしょうか?



これ、むずかしいなあ。

それはどうしてですか?

わたしはあまり、「自分からいく」気持ちがわからなくて。

自分自身が圧倒的に受け手側だから、「振り向かせる」という感覚がわからない。

質問者は女性の方、と想定してらっしゃいます?

それはわかんない。確かに、男女で戦略が変わるところってあるかも、と思う。

でもそれ以前に、「恋愛に興味がない」っていうのが……

もしかしたら、「あなたに興味がない」ということかもしれない、と。

そうそう。彼氏彼女がいる、みたいな「そもそも」的な理由があって、「あなたに興味がない」の状態だからそういう言い方になる、という可能性もある。

……ってことは、あまり想定しないほうがいいのかな?

求められているお答えは、「恋愛に興味がない」というのが事実である、という前提のものだと思いますけど、でもそれはちゃんと提示しておかなきゃいけないな、と思います。

うん、彼氏彼女がいるのなら、どう奪うかみたいな話になるもんね。

そうじゃなければ、どっちにしろやるべきことは、自分に興味をもたせること、かなあ。そう考えると、とるべき戦略は男女でそんなに変わらないかも。

そうですねえ。

相手がいまのところ本当に恋愛に興味がないなら、いちばんの理解者になる、いちばん近い他人になる、みたいな戦略かな、と思います。

「振り向かせる」って、「恋愛に興味をもたせる!」みたいな響きがあって、それよりはチャンスをうかがいつつ、時間をかけて落ちてくるのを待つほうが結果的には早い気がするんですよね。

「付き合いたい」って気持ちがあるのに、それってちょっとしんどくない?

そんなふうに近しい関係になれても、付き合いたいがゆえにぶちこわしちゃう、って人も多いよね。「付き合う」をゴールにおいて進んでいくことを考えたほうがいいんじゃないかな。

うーん、かなり理念型というか、理想論で話してる感じはあると思います。

でもどちらにしろ、自分に興味をもってもらわないことには始まらないね。

そうですよね。

でもそうなったときに、「付き合うことを近いゴールに置こうとしない」ってのは強さだと思うんです。こういうタイプのご相談、以前にもaskでいただいたことがあって、そのときも言ったことなんですが、「ライバルが少ないことを自覚しなさい」って。

なるほどね。

好きな気持ちがある程度強くないと、「恋愛に興味がない」の時点で引いちゃうもんね。

振り向かせるにも、今日明日という話じゃなくていいと思うんです。

たぶんほかの人に振り向くことも、少なくとも今日明日のスパンでは起こらないわけで。

そうだね。時間はある程度かけられる。

でも気をつけなきゃいけないのは、時間をかけて、労力もかけて、もし振り向かせられても、自分が無理しちゃってたら、その先が続かないってことだと思うなあ。

それは絶対、付き合えたとしてもしんどいですよね。

「自分がしたいことを、相手が望むものから順に並べて与えていく」みたいな、そんなアプローチじゃないと、自分のほうがしんどくなっちゃう。

それなりにまともにしゃべっている感じですがぎゃんぎゃん飲んでます
それなりにまともにしゃべっている感じですがぎゃんぎゃん飲んでます

でも、どうかな。それって「振り向かせる」ことに必ず結びついていくとはいえないよね。

無理して振り向かせてもしんどいのはもちろんだけど、永遠に振り向かない人にそんなふうにアプローチするのも、しんどいことだよ。

むずかしいですね。なかなかすぐには結論が出ないことだから。

結局のところ、自分のことを好きになってもらうしかなくて。

恋愛に興味をもたせて、自分のことを好きにさせる、という段階をふむようなものでもないと思うし。

やれるだけのことをやって、あとは当たって砕けたほうがよい、という感じですか?

ああそうか。告白する、って選択肢があるのか!

最初にも言ったけど、わたしはどこまでも受け身なので!(笑)

おいおいおーい、そこまでですか!

女子、こわい!(笑)

女子というか、まあ……あまり頭になかったです。

でもそれでスッキリできるならそれでいいじゃん、って思っちゃうなあ。

告白するって決めたら割と早くしちゃうとは思いますね。

結局のところ、結論が出ないと救われないわけだから。

どうしたって難易度が高いってことは、自覚しておかなくちゃいけないけど。

失敗しても、自分としてはこれでスッキリできるから、くらいの気持ちは必要だね。

当たって砕けない選択肢がありうるとしたら、ゆーるなさん的にはどんな感じでしょう?

告白はひとまずせずに、できうる限りの努力を全力でする、ってことだよね。

それを前提におくなら、さっき話した「自分が無理しちゃってたら、その先が続かない」ってことに注意しないといけない。相手に合わせないことが大事。

でも「合わせない」にもレベルがいろいろありますよ。

いきなりでっかい花束渡されたって引くだけでしょ。

あー、押しつけにならないことは大事。

花束じゃなくても、「家庭的な人が好き」って聞いたらこれ見よがしに料理の練習を始めるみたいな。それて押しかけてくるみたいな。合わせない、とかいってそういうこと始められちゃうとつらいな。

結局のところ、相手に合わせるってことなんですよ。ただし、自分のしたいことの範囲で。

1通目のおたよりの「すりあわせ」の話にも似てきますけど。

そうだねえ。

うーん、例えば相手がカメラが趣味だったら、こっちもカメラを買い揃えるんじゃなくて、一緒に遊びに行くときは写真映えするところに行ってみよう、って探してみるとか。

まさにそれ、という感じです。

だってなんで好きかって、相手と一緒に楽しくなりたいからでしょ、って。

うんうん。

相手もそれと同じ状態にもっていかないと楽しくないよね。

自分ひとりで幸せになることが難しいなら、目を開いて努力しないといけない。自分のこと、相手のこと、ちゃんと見つめないと。

そしてあなたは、その相手のことが好きなんだから、それができるだけのエネルギーがある。それって、なんでもない人にはできないことですよ、って。メッセージとしてはそんな感じです。

そのエネルギーをうまく生かせれば、もしかしたらうまくいくかも。

でも努力を重ねた結果、やっぱり何かが埋まらなくてしんどいことばかりなら、もし形として付き合えたとしても、ずっとしんどいまま。それだけはやめておいたほうがいいし、そう考えると、さっくり当たって砕けちゃうのも選択肢としてはあり。

そうですね。うん。

このへんで、なんとかまとまったでしょうか。

うん。

……でも私としては、そういうなびいてくれない相手を好きになるという経験がなくて、よくわからないなあ、というところもちょっとあった。きしょうさんはどう?

どうでしょうねえ。うーん……忘れました。

ありゃりゃ。(笑)


■ おたより3通目:「コンテンツ2名、自己分析をする」の巻

3通目です!


自意識をこじらせる、とはどういう状態のことをいうのでしょうか?



これはゆーるな側のフォロワーからの質問かな?

意図がよくわかんない。どうやって答えたらいいのかな。

ほぼフリートークでいいと思いますよ。

とりあえず聞きますが、ゆーるなさんは自分が自意識をこじらせていると思いますか?

思いますよ。

それってどういうことですか?

うーん……うー…………。

難しいね。

まず、ここでいう「自意識」ってどういうことでしょうね。

自分が他人からどう見られているか、みたいなことでしょうか。

それでいいと思う。

他人っていうのは特定の誰かじゃなくて、「世間一般」みたいな感じ。

そこから自分がどう見られているかを意識しすぎることが、「自意識過剰」とか「自意識をこじらせる」とかいうこと。でもこのふたつって同じことかな。微妙だよね。

うーん、「自意識過剰」のほうはまだ、「世間一般」としても相手の顔がひとりひとり見えている感じがします。「この人にもこの人にもよく見られたい!」みたいな。

そうだね。八方美人的な感じだ。

「自意識をこじらせる」のほうは、架空の他人が生まれてしまっていると思います。自家撞着で救いようがないし、自分ではどうしようもない。

……ゆーるなさんに「自意識をこじらせています」と言わせたあとで、こんなことを言うのもアレですが。

いやいや、まさにそんな感じがする。

「自意識過剰」=「八方美人」だとすると、へらへらする、よく見られようとする、ってことで、逆に「自意識をこじらせる」方向にいくと、逆によく見られようとしなくなる気がする。

「こじらせる」って表現がずるいですよね。(笑)

狭い意味で言えば「程度が甚だしくなる」ってことなんだけど、絶対悪い意味になる。

うん。それだけですべてを説明してる、いい表現だと思う。(笑)

ゆーるなさんからみて、僕は自意識をこじらせているんでしょうか?

自分はそうじゃないかな、って思いたいところはあるんですが。

きしょうさんは違うんじゃないかな。

私はTwitterで、留年芸とかやってコンテンツ化したり、露悪的になったり。さっきの、よく見られようとしなくなる方向に走ってるけど、きしょうさんはそうじゃないと思う。

コンテンツ化なら僕だってよっぽどだと思いますけど。

そうだけど、うーん……やっぱり違うかな。

私の場合は露悪的になるのとコンテンツ化が一体になってるんだけど、きしょうさんはコンテンツとして消費されようとはしてても露悪的にはなってないから。

でもここのところ1、2年くらいは、恋愛相談に答えれば答えるほど自分が消えていくというか、見たことを見たまま書いてるだけだから、もはやコンテンツですらないような気がしてるんですよね。

いや、どちらかというときしょうさんbot(@daikouzui_bot)のpostみたいな、ちょっと昔のを想定してた。あたまぽんぽん〜とか。恋愛相談おじさんはまたちょっと違う。

なるほど、確かにコンテンツ化してても露悪的ではない感じですね。

きしょうさんが恋愛相談に答えているのは、「自意識過剰」や「自意識をこじらせる」みたいなのとは関係ある?

ないと思います。でも、最初のうちはあったかなあ。

わざわざ恋愛相談をされることへの戸惑いもあって、「自分が」どう答えるかをすごく気にしていた気がします。そういう意味では、「自意識過剰」ではあったかも。

なるほど。

でも答えた数が3桁に乗ってしばらくしてからは、それこそ見たことを見たまま書いて、思ったことを思ったまま、自分の普段の主張を排して書くほうがいいな、と思って、それができるようになってきて。もはやただ呼吸をするように文章を書いている感じになって、書くこと自体は好きだからやってるんですけど、いくぶんかは「自分を育ててくれたインターネットへの恩返し」みたいな。(笑)

 

恩返しwwwww

まあその殻を少しでも破ってみたくて、こんな対談なんて企画してみてる、ってところもあるんですけどね。

 

なるほどね。

少し脱線したけど、まとめると、この場で自意識をこじらせているのは間違いなく私で、「自意識をこじらせる」とは、「自意識過剰」の程度が甚だしくなったものです、ということかな。

あれ、まとめるとそうでしたっけ?

両者ちょっと違うもの、って感じでしたよ?

 

でも自分に置き換えてみると、一周回ってやっぱり一緒かな、と思った。過剰になりすぎた結果こじれた。

まあ結局は、周囲からどう見られるかが自分の行動に対して影響力をもってしまっている、というところは共通ですもんね。「こじらせる」というニュアンスも含めれば、そうなるかもしれないです。

周囲からの視線が自分の行動に影響する、なんて、こう聞くと普通のことなんだけどね。

もうほんとわかんないな。だれしもそうだよ!

わかんないからこじらせてるんだ!

そうだそうだ!!


 

  次回はさすがにもう少しペースアップしたいと思っています。本当です。がんばります。

 おたよりをくださった方々、askらしいタイムリーさ皆無ですみません。お悩みがタイムオーバーだったり、もっと悪くなっていたりしないとよいのですが。

 とにかくがんばります。まだまだいっぱいしゃべったので、次回もよろしくご期待ください!

 

 第2回その1はこちら、第1回はこちらから。